妊娠中に気を付ける食べ物について

コーヒーや紅茶、コーラなどに多く含まれるカフェインは、ママが摂取すると胎盤を通じてママと同じ濃度で胎児に届いてしまいます。まだ胎児は内臓機能も不十分でカフェインを分解して排出できません。カフェインを摂取すると胎児の中枢神経を興奮させてしまったり、胎児の発育遅延などのリスクが高まるといわれています。

また、妊婦さんにとって欠かせない栄養素であるカルシウムや鉄分の吸収を妨げてしまいます。ある程度のカフェインにはリラックス効果もあるため、一日300mgまでは妊婦さんにも影響がないとも言われてはいますが、我慢できるのであればできるだけ控える方がよいでしょう。鮭やマグロなどの大型魚には、水銀が多く含まれているので妊婦さんは、週に1回を目安に、たくさん食べるのは避けた方がよい食材です。

あと、レバーは胎児の発育に大切な葉酸が多く含まれていますが、動物性の葉酸の摂取のしすぎは胎児の奇形が発生するのリスクを高めてしまうので、葉酸は、ブロッコリーやアスパラ、ほうれん草などできるだけ緑黄色野菜に含まれるビタミンAで補給するか、補給しきれない量はサプリメントで補給するのがおすすめです。

ビタミンAであれば、不要な量は尿から排出されるので、摂りすぎてしまうという恐れもありません。カマンベールやブルーチーズなどのカビの生えたチーズは妊娠中は控えることがおすすめです。リステリア属細菌などにより、流産や早産の原因になることがあるからです。妊娠中は免疫力も低下していることからも、生たまご、生肉、生魚など、生ものは全般的に避けた方がいいでしょう。

野菜にもトキソプラズマが潜んでいることもあるので、流水でしっかり洗い流し、生野菜よりも加熱調理したものを妊娠中は食べることがおすすめです。スプラウト類には大腸菌やサルモネラ菌が付着していることもあるので妊娠中は気を付けた方がいいでしょう。イギリスの報告によると、ひじきに無機ヒ素が含まれているとのことで、ひじきも妊娠中は食べ過ぎないように注意したい食材です。

また、妊娠中のアルコール飲酒は絶対にしてはいけないことです。ママのアルコールはそのまま胎児に届いてしまいます。妊娠中の飲酒は、胎児の発達障害や神経障害など先天的な障害を発生させるリスクが非常に高いとされています。

妊娠したら注意すべきこと

妊娠の時期により、生活の仕方に注意することがあります。4か月に入るくらいまでは流産が心配なので、遠くへの過重な外出を控えて、自宅の周囲で散歩したり、重いものを持たないように工夫して過ごします。高い所の物を下したり、低い位置の物をしゃがんで取ったりはしないようにしましょう。仕事がある人は、通勤の乗り物の満員電車などの、混みあったり、ずっと立ちっぱなしの時間帯を避けて行く等の工夫をしましょう。つわりが酷ければ医師に相談して対応をして頂きましょう。

インフルエンザや風疹の流行に気を付け、流行時期には人混みを避けたり、不急不要の外出は控えます。風疹については妊娠前に抗体検査を受けておくことが大事ですが、もし妊娠時に受けていないなら、早めに医師に検査を依頼しましょう。妊娠初期に抗体のない妊婦さんが風疹にかかると、障害をもって生れるケースがあります。

妊娠は病気ではないので、安定期を過ぎたら、無理のない程度に体を動かすことも必要です。母体が太りすぎても体に負担ですし、赤ちゃんがお腹の中で大きくなり過ぎると出産時の母体の負担が重いです。ただ、妊娠初期の数か月間と出産前の時期は別です。妊娠初期は不安定で流産の用心も必要ですし、出産2ヶ月前後前ころからは、お腹が張るような時には、早産にも注意しましょう。